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活動 -RIRCL-

NPO法人 農と人とくらし研究センター

カテゴリー「◆◆資料情報◆◆」の記事一覧

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農業分野における障害者就労の手引き-作業事例編-

『農業分野における障害者就労の手引き-作業事例編-』
『農業分野における障害者就労の支援方策の検討』
平成19年度農村生活総合調査研究事業報告書
(独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所、2008年3月発行)

『農業分野における障害者就労の手引き-作業事例編-』と『農業分野における障害者就労の支援方策の検討』は、いずれも平成19年度農村生活総合調査研究事業報告書(独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所、2008年3月発行)です。
『手引き』には、23種類の農作業の様子が紹介されています。障害者の農業就労といっても、どのように働いているかイメージできないという人にもわかるように、実際に働いている写真がたくさん載っています。また後者の報告書には、農と人とくらし研究センターが業務委託されて行った岐阜県高山市でのワークショップの様子も紹介されています。演劇的な手法を使って、福祉関係者と農業関係者がお互いの立場を理解し合い、農業分野での障害者就労を促進しようという試みでした。
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栄村食の宝『ばぁのごっつぉ うんめぇ~のし ハレのひ ケのひ』

栄村食の宝『ばぁのごっつぉ うんめぇ~のし ハレのひ ケのひ』
(栄村食文化レシピ編集委員会編集、平成20年3月、131P)

長野県の栄村食文化レシピ編集委員会よりご寄贈いただきました。
ほのぼのと親しみやすいタイトルは地元の方言で「おばあさんのごちそう おいしいね」という意味。儀礼や祭、年中行事などの特別な日の「ハレ(晴れ)」、ふだんの生活である日常の「ケ(褻)」の伝統食が載録され、料理は各々写真と材料、作り方、他にその由来や食べ方、行事との関係なども書かれている。大勢が集まる時にこれらの郷土料理を作ってほしいので他の料理集より少し多めの人数分を想定していると記されているとおり、材料が10人分、20個分、2升、1斗のものもある。
冬春夏秋(四季)のごっつぉ、いつでも(通年)のごっつぉの順にまとめられている。四季の初めが冬なのは、一年が神様をお迎えすることから始まるから。季節毎に添えられた牧歌的な絵手紙も目に楽しい。
食べてみたい、作ってみたいという思いを喚起させる料理が多数収録された本書は、レシピ集としての最たる素地が具わっていると言えるのではないだろうか。
巻末には「栄村の一生の儀礼」「栄村の年中行事と行事食」が掲載されており興味深い。郷土食、食文化を継承していく上で貴重な資料ともなる。先人たちの知恵と技の味「ばぁのごっつぉ」は世代や地域性に拘らず多くの人が懐かしさを覚えることだろう。
(富永祥代)

創造的な食育ワークショップ

『創造的な食育ワークショップ』
(金丸弘美著 岩波書店、2007年)

金丸弘美著『創造的な食育ワークショップ』(岩波書店、2007年)の書評の依頼を受けて、片倉和人が『農業と経済』vol.74 No.5(2008年5月)に「実感できる小さな世界を取り戻す」と題する書評を書きました。

百姓体験のすすめ

『百姓体験のすすめ』
(2008年2月、79P NPO法人はっくるべりーじゃむ発行)

NPO法人はっくるべりーじゃむ発行の『百姓体験のすすめ』(2008年2月、79P)が、農と人とくらし研究センターにも一冊送られてきました。副題に「百姓体験が 人を育てる 地域を変える」とあり、表紙の白と緑と黄緑色が目にすがすがしい報告書です。
「渥美どろんこ村」に、5年ほど前に安里和晃さんと二人で、畜産関係の女性起業の調査にうかがって一晩泊まったことがあります。農家レストランを営み、子どもたちにファームステイ(農家宿泊体験)を提供する渡部千美江さんが調査対象で、鶏や山羊を飼ってその卵と乳で作るシフォンケーキは絶品でした。彼女のパートナーとして、「田んぼの学校」など活動をともにしてきたのは、単一作物の専業が主流の渥美半島で少量多品種の有機農業を貫く「変わり者」の小笠原弘さん。仕事と遊びがごっちゃになった彼らの暮らしぶりは、高度経済成長期以前の農家の姿をヒントにしていました。そうした暮らしぶりを見せながら、小さな子どもたちに百姓体験を有料で提供し、大きくなった子どもたちがボランティアで関わるという活動がとても魅力的で、調査の仕事を忘れて二人が語る夢に共感しながら聞き入りました(調査報告は安里さんが執筆)。
そのときは、地域で修学旅行を受入れたいけれど、稼ぎに忙しい地元の農家の人たちにはなかなか理解してもらえないと言っていました。でも、夢のあるところには若い人たちがちゃんと集まり、2006年にNPO法人はっくるべりーじゃむが立ち上がり、昨年からは時代の風もようやく吹いてきたようで、追い風を受けていろんな活動を楽しそうに展開している様子が報告書からうかがえます。またどろんこ村を訪れてみたくなりました。
(片倉和人)

諏訪の味と食文化―残したい 伝えたい

『諏訪の味と食文化―残したい 伝えたい』
諏訪の味と食文化編纂委員会 平成19年11月、47p

世界的に和食ブームと伝えられるが、私たちにとっての課題は内なる郷土食、伝統食の評価と伝承であろう。これらの分野については長年の積み重ねもあるが、最近、全国各地で有志による多様な発掘作業、料理と献立の再現、それらの若い世代への伝承活動などが活発になってきた。
この冊子は長野県諏訪地方という歴史も風土においても個性豊かな地域社会において育まれてきた多様な食文化を記録し、現代において活用可能なレシピとして再現した100点についての料理本である。諏訪は古代からの歴史が伝えられているから、地域の食材を活用した多彩な食文化の伝統基盤もあろうが、今日に伝えられているものの多くは、藩政時代からの伝統食と近代日本の工業化を担った地域らしく新しい食材の利活用も目立つ。その点で、本冊子を推薦されている郷土史家の寄稿文の「諏訪の風土が育んできた女の知恵と技を二十一世紀へ」は的確な表現である。
このタイトルにしめされているように、収録された料理が歴史的に「女の知恵と技」の結晶というだけでなく、この冊子そのものが諏訪農業改良普及センターが開設した「女性農業者セミナー」の活動を直接の契機として取り組まれた、いわば女性集団による編集成果だということが特徴である。なお、参考までにと「昭和50年代における茅野市生活改善グループ連絡協議会による保存食の簡単レシピ」が遠慮がちに?一頁分載っている。この中味はいわば食材準備の基本であり、出来た料理は一見粗末に見えても健康食として、また忙しい現代人向きでもあると思うが、それにしてもあの「昭和50年代」は最早歴史的な時代らしい。
(森川)

心豊かな暮らしのデザイン

『心豊かな暮らしのデザイン』
 中村攻監修、むらと都市を結ぶ会編、新日本出版社、2007年8月、213P

富田祥之亮さんから教えていただいた新著を紹介します。中村攻さんが生活改良普及員の方々と続けてきた勉強会の成果をまとめたものとのことです。
第1章 自分らしい暮らしのビジョンはありますか (中村攻)
第2章 食べる-都市とむらが手を結び自分らしい暮らしのビジョンはありますか
 (服部愛子:大阪府生活改良普及員)
第3章 子育て-家族と地域の中で豊かに育て子どもたち (服部愛子)
第4章 労働-働くことで自分が高まり社会が豊かに
 (内田美代子:長野県生活改良普及員)
第5章 学習-学ぶとは感動と発見そして生き方が変わること
 (板倉三恵子:長野県生活改良普及員)
第6章 地域社会-人を育むつながりが生きている
 (中野トミ子:新潟県生活改良普及員)

「生活研究」・127、VOl.39-NO.3-"協会創立50周年に寄せて"

『生活研究』・127、VOl.39-NO.3-"協会創立50周年に寄せて"
社団法人農山漁村女性・生活活動支援協会 平成19年10月23日

本号は特集号として「協会が生活改善や農村女性の活動支援に携わってきた50年の歴史を振り返るとともに、今後の展望と期待をも探る」企画で編集されている。歴史については関係者の寄稿により設立からの経緯、初期の労苦が語られ、年表を中心とした資料がまとめられている。歴史を語るにはやはり、ここに収録されている「協会」を学習の場、あるいは学習の契機とされた方々の評価が貴重である。今後の展望については現役の関係者による「座談会」が歴史的総括をふまえて踏み込んだ討議と提案を試みている。農村生活問題、女性問題に関心を持つ方々へのひとつの示唆となるだろう。
(森川辰夫)

生活改善運動を要因とした関東山地及び周辺地域の居住習俗変化の実証的研究

『生活改善運動を要因とした関東山地及び周辺地域の居住習俗変化の実証的研究』
坪郷英彦(山口大学人文学部・教授)、2007年3月、63P

「生活改善諸活動研究会」で、埼玉県秩父地域を事例に、坪郷英彦さんの「戦後住生活改善運動で何が変わったか」と題する報告がありました。(2007年11月17日)
畑作と養蚕の地域では、カマド改善はイロリをなくしてカマドだけにする改善だった。地炉(土間のイロリ)は煉瓦ブロックの二連式の竈に、床上のイロリ(板間のイロリ)はホリゴタツに取って代わった。カマドは煮炊きだけだが、イロリには他にも採暖、乾燥、(箱膳で食べる)食事の場、(お日待ちなど)集まりの場と、いろいろな機能をもっていた。しかし、それも一緒に失われた。新しい生産技術や合理的な生活様式がすんなり受け入れられた一方で、火の神や自在鉤を祀る愛宕様など祭礼や行事は継承された。生活に根ざした暮らしがベースになっている精神的なものは、すぐには変わらなかった。(以上、聞き取りメモから)
報告者の坪郷さんから『生活改善運動を要因とした関東山地及び周辺地域の居住習俗変化の実証的研究』(坪郷英彦、2007年3月、63P)をいただきました。平成16年度~平成18年度科学研究費補助金[基礎研究(C)(2)]の研究成果報告書です。なお、この研究会は、3年前から成城大学の田中宣一さんが中心になって成城大学民俗学研究所で開かれています。
(片倉)

生物資源から考える21世紀の農学 第7巻 生物資源問題と世界

『生物資源から考える21世紀の農学 第7巻 生物資源問題と世界』
野田公夫編、京都大学学術出版会、2007年9月、241P

末原達郎さん・秋津元輝さんより新著をご寄贈いただきました。
『生物資源から考える21世紀の農学 第7巻 生物資源問題と世界』 野田公夫編、京都大学学術出版会、2007年9月、241P
第1章 地球規模で食料・農業を考える(末原達郎)
第6章 カルチュラル・ターンする田舎-今どき農村社会研究ガイド-(秋津元輝)

農村ジェンダー -女性と地域への新しいまなざし

『農村ジェンダー -女性と地域への新しいまなざし』
秋津元輝、藤井和佐、澁谷美紀、大石和男、柏尾珠紀 著、昭和堂、2007年10月、234P

秋津元輝さんより新著をご寄贈いただきました。
『農村ジェンダー -女性と地域への新しいまなざし』  秋津元輝、藤井和佐、澁谷美紀、大石和男、柏尾珠紀 著、昭和堂、2007年10月、234P
<目次>
第1章 農村ジェンダー研究の動向と課題
第2章 「経営への参画」から「社会への参画」へ―家族農業経営における女性の自己決定
第3章 克服か回避か―地域女性リーダーの歩む「場」の構築
第4章 地域への愛着・地域からの疎外―農村女性起業に働く女性たち
第5章 花を植える女性農業者たち―農村景観の再編
第6章 「女性」を乗り越える農村女性―ネットワーク活動を通じたオルタナティブへの道のり

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